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2019.02.15

もうひとつの働き方改革

プロジェクトマネージャー 春川 英広

 

春川が担当するコラムでは、新潟で活躍する様々な人の取り組みを事例に、ビジネスに役立つ“リアルなヒント”を探ります。5回目となる今回は“フリーランス・ママ”として、WEBサイト制作やフリーランサー支援などの分野で幅広く活動されている星亜矢子さんを取材しました!

 

  • 星さんを・・・

紹介する際に外せないポイントは、何といっても「柔軟な働き方」です。

専門学校を卒業後、動物病院の看護師や自動車関連の会社で事務職を経験した星さんは、「“プチ”パラレルワーカー」を皮切りに、「パート従業員」「フリーランサー」「パラレルワーカー」など、自身のライフステージに合わせ、様々な働き方にトライしてきました。

 

  • 最初のトライは・・・

“プチ”パラレルワーカーとしてデビューした、第一子を出産した頃のこと。

自動車関連の会社を育児休暇中だった星さんは、当時、世に出始めていた「クラウドソーシング」のマッチングサイトに登録し、好奇心と挑戦心のおもむくまま、在宅ライターとして活動を始めます。

報酬は記事一本100円程度。コツコツ書いて「子ども服でも買えたらうれしいな」というスタンスで、趣味のガーデニングや、動物病院で関わったペットに関する記事をWEBメディア向けに出稿しました。

書けた時だけ買い取ってもらえる成果報酬型なので、好きな時に取り組めて、記事が完成しなくてもペナルティが無いところが、子育て中の生活にピッタリはまりました。

星さんは「育児以外にも気持ちを向ける先があり、ストレスなく楽しく過ごせた」と、当時の生活を振り返ります。

ちなみにこの時、ある企業から記事を高く評価され、専属(指名)で仕事を受けるようになりました。

その結果、育休明けもライターを兼業することとなり・・・「“プチ”パラレルワーカー星亜矢子氏」が誕生しました。好奇心と挑戦心を大切に、積極的に新しい世界を覗いてみる姿勢が、星さんの人生を面白い方へと導いたようです。

 

  • 次なるトライは・・・

第二子を出産した後のことです。子育てが忙しくなり自動車関連の会社を退職した星さんは、育児の合い間を縫って職業訓練校でWEBページ制作を学びます。全く未経験の分野で、育児と勉強を両立させる苦労は相当なものだったと思いますが、努力はしっかり実を結び、システム制作会社のパートとして、WEBクリエイターの道へキャリアチェンジを果たします。

しかし、激務なことでも知られるIT業界。上司の温かいサポートはありましたが、育児に忙しいママがワークライフバランスを保つのは簡単なことではありません。

経験値を高めるため一年半ほど必死で勤めた後に、フリーランスのWEBクリエイターに転向します。

最初は知人から無償でWEBページ制作を請けながら実績を積み、徐々に業務を軌道に乗せて行きました。

それからしばらくして「Sea Point NIIGATA」と出会い、コワーキングスペースのスタッフとして働きながら、フリーのWEBクリエイターを兼業する本格的なパラレルワーカーとなり一気に活動領域を広げました。

 

  • そして現在・・・

「新たな道」へと歩みを進めるために、星さんはボランティア活動などを通して自身の働き方を模索しているそうです。

 

「今までは育児を中心に働き方を選んできました。ですが、子育てが終われば一人の人間として人生を送ることになります。これからは年齢を重ねっていった先を考えながら、もっと“自分自身”のための働き方を選択していきたい」と語っています。

 

自分の“生き方”を大切にしながら、それにマッチした“働き方”を選択する。

ハードルは高そうですが、星さんのように「柔軟な働き方」をすることは、ひとつの解決策になるように感じます。

 

そして、このように幸せに働く人を増やすことこそ「“真”の働き方改革」だと強く思います。

人材不足と言われる昨今ですが、企業が柔軟な働き方を受容できれば、星さんのように高いスキルとモチベーションを持ち合わせた逸材に出会えるチャンスが広がるのではないでしょうか?

 

コラム写真

【星 亜矢子氏 プロフィール】

長野県出身 1981年生まれ

専門学校卒業後、動物看護師として従事

事務職、WEB制作業を経て、フリーランスとして活動しながらSea Point NIIGATAのスタッフとして働くというパラレルキャリアの実践経験を持つ

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