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2018.07.17

「販路開拓」

統括プロジェクトマネージャー 百合岡 雅博

IPCビジネス支援センターの百合岡です。

サッカーのワールドカップが盛りあがりを見せていますが、このようなイベントは世界に目を向け、世界に興味を持つ良いきっかけになるように思いました。

今年、上半期の間に起こった世界的な経済変革のひとつにTPP11(アメリカを除く、環太平洋経済連携協定)が2019年の発行に向け進んでいることがあげられます。これに続き、年内にRCEP(東アジア地域包括的経済連携)の大筋合意する可能性が出てきていることも大きな変革のきっかけになるのではと感じています。

プレゼンテーション1         出所「SankeiBiz」 www.sankeibiz.jp  2018年3月3日

 

少子高齢化による人口減少傾向がとどまらないことなどから、現在、日本では自由貿易の基本スタンスを取っています。企業からすると、これらの変革はビジネスチャンスともいえますが、一方、国際競争の激化によるリスクの増大ともいえます。このように相反する状態が起こることが変革している状態だといえますが、近い将来に「起こることがわかっている未来」ですので、早い段階から自ら動き出し、リスクではなく、チャンスにしていただきたいと思います。

 

★  今回のキーワードは、『 販路開拓 』です  ★

 

夏から秋にかけて、各地で展示会や商談会の開催など、マッチングの機会が増える時期となってきます。新潟地域の事業者の多くも、新しい顧客の開拓や新業態への進出など「販路開拓」を目的にこれらの機会を活用されることと思います。

ターゲットにする業種や業態、地域などによって取り組み方法は異なると思いますが、共通しているのはBtoBビジネスの販路開拓は、展示会での名刺交換、商談会でのマッチングなどを行った後の取り組みが重要になるということです。

出展者は「売り手」、来場者は「買い手」の立場として、それぞれが展示会に参加しますが、よほど探していたものでない限り、ブースでよい反応をして名刺交換をした来場者であっても、後日、出展者に連絡が入ることはありません。前回のコラムで新潟の方は宣伝下手とお伝えしましたが、展示会での具体例をあげると、出展者が名刺交換をした相手に連絡せず、相手からの連絡を待っていること自体が宣伝下手ということです。

展示会や商談会への出展は、せっかくの時間と費用をかけて取り組む販路開拓活動です。会社や商品をPRする以外に、具体的に売上につながる取り組みにまで発展させることで、これまでとは違う相手先に販売するノウハウの蓄積を進めていってください。

 

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