2017.3.31
プロジェクトマネージャーの春川です。
先日「地方創生」をテーマとしたシンポジウムに参加してきました。
会場では著名なベンチャー起業家と自治体首長らによる熱いトークセッションが行われており、多くの気づきを得ることができました。
■特に印象に残ったのは・・・
あるパネリストから提示された「リノベーター」というキーワードです。
これは、既存企業からベンチャービジネスを創出しようとする「後継経営者」等を指す造語だそうです。
もとより人材が不足している地方においては、ゼロから事業を興す「起業家」や「起業家予備軍」の絶対数が多くありません。
そこで「リノベーター」にも注目し、積極的に支援することで「地域経済の活性化」を実現できるのではないかと感じました。
■それでは・・・
具体的に「リノベーター」とはどのような経営者のことなのでしょうか?
私が理解する範囲で例をあげさせていただくと、町のカメラ屋さんを全国区の通販会社に進化させたジャパネットたかたの高田氏。紳士服店から世界的なカジュアル衣料チェーンを生み出したユニクロの柳井氏。そして、新潟県ではいわずと知れたスノーピークの山井氏がリノベーターの素晴らしいお手本だと考えます。
ちなみに余談ですが、別のイベントで山井氏のご講演をお聞きしたところ、スノーピークでは現在でも、「波状創業」というコンセプトのもと、組織内で次々と新規事業を生み出す取り組みを進めておられるそうです。
■時に新潟は・・・
開業率と廃業率がともに低調であるため、「企業の少子高齢化」が進んでいる地域としてネガティブに見られてしまうことがあります。
しかし実際のところ、首都圏に比べて若い企業こそ少ないものの、「ビジネス・リノベーション」の生みの親となり得る、経営基盤が盤石な「ベテラン企業」は多く存在しています。
つまり新潟には「リノベーター」が活躍できるチャンスが豊富にあるといえるのではないでしょうか?
新潟の明るい未来には「リノベーター」の存在が不可欠です。ぜひ、ひとりでも多くの後継者や若手リーダーの皆さまに、「ビジネス・リノベーション」を志向していただければ幸いです!
もちろん当財団は、皆さまの挑戦と成功を全力でお手伝いいたします。お気軽にご相談ください!
≪追伸≫
現在、「ビジネス・リノベーション」にも活用できる「創業準備補助金・企業枠」のエントリーを絶賛受付中です。ご興味ございましたら、下記URLをご参照ください!
https://niigata-ipc.or.jp/service/hojokin_shien/4221/