2016.09.30
プロジェクトマネージャー春川英広
先日、IT大手のヤフーが「週休3日制の導入」を検討していると各紙が報じました。
これが実現すれば、人材獲得競争の観点から、大企業が次々と週休3日制を導入し、いつしか世の中のスタンダードとなるかもしれません。
■もしも週休3日制になったら・・・
「空いた時間を活用して、ダブルワークをしてみたい」「会社に所属しながら、個人事業を起こしたい」「田舎暮らしや、兼業農家をしてみたい」・・・
これは、とあるニュースサイトに寄せられていた読者の意見です。
今より休暇が増えた場合、身体を休めるよりも、仕事の幅を広げ、より“自分らしい働き方”を実現したいと考える人も少なくないようです。
■多くの中小企業経営者は・・・
「週休3日制なんて大企業にしかできない。だから中小企業は、ますます人材確保が難しくなる」と悲観するかもしれません。
しかし、“働き方”に対するニーズが多様になれば、中小企業はそのニッチなニーズを捉えることで、新たなチャンスを創れるのではないでしょうか?
■例えば・・・
東京の大企業の社員に週1回だけの副業として“東京”で営業活動をしてもらったり、地方に暮らしながら首都圏に勤務する人が現れれば、週1回だけ出勤してもらったり、あるいは特殊なスキルを持った人に週1回だけテレワーク(在宅勤務)を依頼したり・・・
大企業がダブルワークを認めればという条件はつきますが、多様な人材をピンポイントで活用できる可能性は広がるかもしれません。
■中小企業が大企業よりも優れている点はどこでしょうか?
それは新たに生まれたニッチなニーズに「しなやかに」「臨機応変に」「素早く」対応できることだと考えます。
“働き方”に関するニーズは、今まさに多様化しようとしています。これは中小企業にとって「勝機」かもしれません!ぜひ、ポジティブに捉え、成長のヒントにしていただければ幸いです。
★追伸:パラリンピックの閉会式はご覧になられましたか?
オリンピックに続き日本のパフォーマンスは素晴らしいものでした!
伝えられたメッセージは「ポジティブスイッチ」。“多様性”に未来を感じました。
・「TOKYO2020」公式ページより
https://tokyo2020.jp/jp/special/rio-to-tokyo/paralympic-flaghandover/
・【NHKリオ】パラリンピック 東京プレゼンテーション動画(YOU TUBE)
https://www.youtube.com/watch?v=78Nhl85_wIY