2月6日(木)に、『起業のための5ステップ <第4回>ココが重要! 伝わる事業計画書のポイント』と題してセミナーを開催しました。
講師は、㈱日本政策金融公庫 新潟支店 国民生活事業融資第二課長 佐古 隆 氏 です。
今回のテーマは「伝わる事業計画書のポイント」。
これから創業を予定されている方にとっては、事業計画書の作成は避けては通れない道です。これから行いたいと考えている事業に対して、どのような気持ちで作成に臨むべきなのか、事業計画書の必要性から分かりやすく解説していただきました!
<本セミナーのポイント>
①創業計画書の必要性
②創業計画書の作成のポイント
③ビジネスや融資について、公庫に相談するには?
①創業計画書の必要性
そもそも、なぜ、創業計画書(ビジネスプラン)を作成するのでしょうか?
それは...
①協⼒者(出資者、⾦融機関、取引先等)を得るため →ビジネスを理解してもらい⼒を貸してもらう
②自分自身のため →⾃分が考える事業構想を整理し、事業化するための課題と「やるべきこと」を明確にする
です。
創業時に資金調達ができたとしても、事業自体が頓挫してしまったら意味がありません。創業計画書は「形式」ではなく「中身」を重要視することが、後々の「自分自身のため」になります。
また、これから創業する企業は「過去」の情報が少ないのが一般的です。 (↔既存企業:決算書や企業概要から判断することができます)
創業計画書は、「経営者としての能力があるかどうか」「ビジネスプランが的確かどうか」を見極める重要な情報源です。
②創業計画書の作成のポイント
創業計画書は、
「創業動機」「勤務経験」「提供する商品・サービス」「従業員」「販売・仕入」「関連する企業」「借入状況」「資金計画」「収支計画」
の9つの要素に分解できます。
セミナー内で特に触れられていた重要なポイントは下記の通りです
創業動機
→思い付きの創業ではなく前もって計画していたか?創業のタイミングは適切?創業することによって実現したいことは明確?
経験・資格
→創業に必要なスキルを持っているか?人脈・知識はあるか?
商品・サービス
→ニーズはあるか?商品・サービスは差別化がされているか?ターゲットは明確か?
従業員・借⼊状況
→「誰に」「どのような条件で」販売するか決まっているか?仕入先は確保できているか?
ここでご紹介したのは、セミナーの中で触れたほんの一部のポイントです。
それぞれ詳細についてお知りになりたい方は、是非、公庫や当財団のビジネス相談をご利用ください!
③ ビジネスや融資について、公庫に相談するには?
小規模事業者の頼れる相談先である「公庫」では、創業者向けに様々な支援体制を整えています。
また、セミナー内で佐古様からご紹介のあった公庫の「事業承継マッチング支援」サービスの詳細は下記からご覧いただけます!
後半のQ&Aタイムは多くの方からご質問いただき、一方的ではなく双方向に活発なセミナーとなりました!
ご参加いただいた皆様大変ありがとうございました。
『起業のための5ステップ』セミナーは【2/19(水)】が最終回です!
「人材採用に危機感を持っている、苦労している」「起業準備に必要な情報、知識を得たい」など、これから起業する方にも、既に会社を経営されている方にもご受講いただける内容になっています。
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