プロジェクトマネージャー 松井 俊輔
この年末年始は、暦の関係で例年に比べて長いお休みだった方も多いと思います。
みなさんは2025年の新年、どのように迎えられましたでしょうか?
新年からスタートするNHKの大河ドラマ、私は毎回スタートの数話を見て、続けて見るかを決めています。
今年は「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。江戸時代に版元(今でいう出版社)として、山東京伝、曲亭馬琴、喜多川歌麿、葛飾北斎、東洲斎写楽など多数の作家、浮世絵師の作品刊行に携わり、“化政文化”を盛り上げた立役者の一人として活躍した、蔦屋 重三郎(略して、蔦重)の成長・活躍を描きます。蔦重は、その活動ぶりから、別名「江戸のメディア王・名編集者」とも呼ばれています。
第1話の放送後、ニュースサイトでは、吉原で働く花魁たちの描写に言及するコメントが多く見られました。私が注目したのは、恐らくこの後も主人公・蔦重のメンターとして重要な役割を担う、老中・田沼 意次のセリフです。
吉原への来客が減り、売上が落ちている窮状を、田沼 意次に訴える蔦重ですが、逆に
「お前は何かしているのか、客を呼ぶ工夫を」
と問われ、言葉が詰まります。
IPCのプロジェクトマネージャー(PM)としての役割を担い、日頃、皆さんの経営相談に乗っている身として、自分に問われているように聞こえ、背筋が伸びる思いでした。
また、我々PMは、皆さんのスムーズな事業推進をお手伝いする、蔦重のような“編集者”であるべき、とも感じました。
担当外のPMの“人となり”や得意分野を知る機会、なかなか無いと思いますので、今回のコラムでは私の視点で、各PMを紹介したいと思います。
●間瀬PM
新潟市中央区生まれ・育ちという環境に加えて、新潟を代表するタウン情報誌の編集長を務めた経験・人脈から、IPCイチの“新潟通”。新潟の世情・情報に通じているだけでなく、長いスパンでの俯瞰的な視点での支援、相談者さんの魅力を異なる切り口で、さらに魅力的に変える「編集」が得意。
●山崎PM
中小企業診断士・社会保険労務士資格を保有しているため、事業における疑問点は、ほぼその知識・経験でワンストップ解決。得意技は、相談者さんから受けるお悩みを、“120%の希望”と変え、穏やかに返してくれる、通称“山崎120%”。粘り強く、地道かつ緻密な「編集」が得意。
●秋山PM
複数言語に堪能で、世界的規模の外資企業から、新潟市内の中小企業まで幅広い職務経験を活かした、ワールドワイドな視点が持ち味。明るく朗らかな相談対応で、力強く背中を押してもらえ、相談後は元気を充電して帰れます。相談者さんの魅力・強みを見つける、前向きな「編集」が得意。
●松井
長い企業支援業界の経験と、唯一の“非・新潟人”を活かした、様々な事例紹介、ビーンボール系の異なる(困る)視点での投げかけで、相談者さんと一緒に新しい視点を見つけるのが好み。“まずはこれから始めてみては”、という第一歩目を、見つけ出し・提案する「編集」が得意。
今回のコラムがきっかけで気になるPMがいましたら、担当PM以外の対応も柔軟に対応可能ですので、お気軽にお申し付けください。
今年の干支は「巳」。ヘビが脱皮しながら成長する様から、新たに生まれ変わる年、再スタートや変化のチャンスに恵まれる年とされています。ぜひ、各PMの編集力をご利用いただき、みなさんのビジネスが「べらぼう」に成長する年となれば幸いです。