次世代ビジネスリーダーのためのブランド・事業開発ワークショップ
"Ride the WAVE 2024"
第4回を10月21日(月)に開催しました。(@クロスパルにいがた 交流ホール)
第4回は、『そのブランドを「何で」伝えるか』をテーマに
ワークショップを行っていきました。 プログラム内容の一部をご紹介します!
■次回、成果発表会について
ワークショップ冒頭に、講師の森氏より次回の成果発表会の流れについてご案内がありました。
成果発表会では、以下の共通シートをグループ毎に作成いただき、こちらを基にトキエア社へ事業提案を行います。
<「ブランド」についておさらい>
初回の楠木氏の講演では、
『本来最も重要なのは、ブランドは「優れた事業が結果として生み出すもの」であるという視点。
したがって、-ing(即時性)ではなく -ed(積み重ね)の方が重要』 という指摘がありました。
〇上記を踏まえ、このワークショップ中では、対象事業の適切な事業運営(マーケティングと組織開発)を考え、
結果としてできるもの(競争戦略ストーリー)を「ブランド」と定義します。
8/29のワークショップで検討した「(トキエア社は)本当のところ、誰に何を売っていくべきか」(Concept)
9/26のワークショップで検討した「(トキエア社の)一見すると他企業には非合理なものは何か」(Critical Core)
「他社との違いをつくる構成要素は何か」(Components)
ここに、今回のワークショップ内で検討する内容を組み合わせることで
一連の競争戦略ストーリー(=ブランディング提案)を作り上げ、グループ毎にトキエア社へ提案します。
■ワークショップ内容
まずは前回までのワークショップの内容を振り返り、トキエア社に提案する競争戦略ストーリーの構成要素についてグループ毎に振り返りを行いました。
振り返りを踏まえ、今回は
①作ってきた競争戦略ストーリーを通して優れた競争優位が生まれている状態がどういうものか、企業が最終的にどういうことを実現していくと良いか(=事業の形を通じてブランドを伝える姿を明確化する)
②これまでの計画を実現するために、自分たちが「あえてやらないこと」は何か を考えていきます。
②を考えるにあたり、森氏より、LCCの創始者 サウスウェスト航空の例を挙げ、
「ハブ空港へ飛ばさない」
「2機種以上の機体を使わない」
「座席指定、機内食をやらない」
「長距離はやらない」
「何をしないか」を決めることで、
他社との違いを明確にできたり、方向性を決められたりする、という解説がありました。
講義内容を踏まえ、今回のグループワークでは、
検討中の競争戦略ストーリーで
「①これまでの計画を実現するために自分たちが「あえてやらないこと」は何か」
「②これまでの計画を実現するために自分たちの「邪魔をしそうな存在」は誰か」
「③「邪魔をしそうな存在」に「やられたら困ること」は何か」
「④ストーリーの競争優位は何か(ハッピーエンドはどんな状態?)」
という流れで、意見を出し合い、内容を検討していきました。
参加者からは「前回ある程度まとまっていたように思ったアイデアでも、今回の「どのように伝えるか」という視点が入ったら途端に「本当に伝わるのか?」という混沌が生まれ、チームでひとつのアイデアを生み出していくことの難しさと楽しさを感じた」、「「やらないこと」を決める話し合いを通して、いくつかの判断基準ができていくのを実感した」などの振り返りを頂きました。
ワークショップを経て得た学びをすぐ実務に実践しようとする姿が印象的でした。
次回(11/21)はいよいよ成果発表会、全5チームのブランディング事業案を発表していただきます!
7月からスタートした連続プログラムの集大成です。
参加者の皆様、講師の森氏、そして一般聴講者も募集いたしますので、皆様最後までお付き合いをよろしくお願いいたします!
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