次世代ビジネスリーダーのためのブランド・事業開発ワークショップ
"Ride the WAVE 2024"
第２回を８月２９日（木）に開催しました。（＠Sea Point NIIGATA × MOYORe:）
第2回は、冒頭にトキエア様からのオリエンテーションを開催、後半はトキエア様より頂いたお話をもとに、実際にワークショップがスタートしました！ プログラム内容の一部をご紹介します！
■トキエア様によるオリエンテーション
オリエンテーション講師は、TOKI Aviation Capital株式会社 マーケティング室 松下 敬 様です。
始めに、トキエアのこれまでの歩みやコーポレートメッセージについてお話いただきました。
トキエアコーポレートメッセージ：夢をあきらめるな！新しい挑戦の架け橋に ～Ready for take-off～
「我々はただ飛行機を飛ばすだけの航空会社ではありません。
行きたいときに、行きたいところへ、人やモノを運ぶことを通じ、
新たな出会いや交流を生むことを目指しています。
新潟には、新潟空港と佐渡空港があります。
新潟空港、佐渡空港にトキエアが就航すると、
飛行機を利用する観光客、ビジネスマンなど様々な人が日本中・世界中から集まり、
様々なビジネスも生まれ、空港を中心とした街づくり・産業形成も進んでいきます。
トキエアは、そうした取組に主体的に関与・貢献し、
私たちの航空会社、私たちの街づくりの推進役として、
またその成果を発信する伝え手として地域に根付いた活動を行い、
その成果を「新潟モデル」として日本各地に広げる挑戦を続けてまいります。」
トキエアの事業モデルや、新潟空港にて発着する競合他社の企業との位置関係、
そこから見えてくる、今後取っていくべき立ち位置はどこか、について
ご説明頂きました。
■課題について
オリエンテーション終盤、松下様より参加者の皆様へ伝えられたブランディングの課題は、
①ブランド拡大期にむけ効果的なターゲットの選定
②それに向けたイメージ戦略の策定
③収益の最大化 の３つです。
今後のワークショップでは、上記3つの課題を踏まえた
ブランディング事業の提案のため、グループ毎に検討を進めていきます。
■ワークショップ始動！
プログラムの後半は、（株）博報堂コンサルティング 森 泰規 氏によるワークショップが本格始動！
初回講演にて楠木氏よりお話いただいた『競争戦略ストーリー』に沿って、
成果発表会でトキエアへ提案する、グループ毎の事業案作りが開始しました。
★初回の楠木氏の講演では、
『本来最も重要なのは、ブランドは「優れた事業が結果として生み出すもの」であるという視点。
したがって、-ing(即時性)ではなく -ed(積み重ね)の方が重要』 という指摘がありました。
〇上記を踏まえ、このワークショップ中では、対象事業の適切な事業運営（マーケティングと組織開発）を考え、
結果としてできるもの（競争戦略ストーリー）を「ブランド」と定義します。
ワークショップ第１回目の今回は、『そのブランドは「誰に」「何を」訴求するか』をテーマにWSを行いました。
企業は、「本当のところ、誰に何を売っているのか」ということを考えていきます。
★みかけではなく本質では何を売っているのか？
〇（本や雑貨ではなく）顧客体験を売ろう
〇（柔軟剤ではなく）香りの演出する居住環境を売ろう
〇（洗剤でなく）節水効果を売ろう
〇（オーラルケア用品でなく）携帯できる美容家電を売ろう
このテーマは、ブランドを検討するにあたり、通常最も解決したい課題で、
初回講演（楠木氏）でいうところの、競争戦略ストーリーのはじまりにあたる部分であるとのこと。
楠木氏の講演に登場した、トラスコ中山やGDCAの例（＝優れた競争戦略ストーリー）を挙げ、解説がありました。
WS後半は、ポストイットで色分けを行い、グループでの話し合いを行いました。
トキエア社は、
「①誰に」「②何を売ることで」「③…こうなって、課題を解決できる（課題を解決できる手前でこうなる」
という流れで、グループ毎にストーリーの書き出しの部分を検討していきました。
次回以降も、引き続き楠木氏の「競争戦略ストーリー」の手法を踏まえ、
トキエア社へ検討するための戦略ストーリーを考えていきます。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました！最終回まで引き続きよろしくお願いします！
～お知らせ～
"Ride the WAVE 2024"は始まったばかり……第３回 ９月２６日（木）からの参加も大歓迎です。
次回は「そのブランドを「いつ」「どのように」伝えるか」と題し、ワークショップを行います。
11月のトキエア様への成果発表へ向け、講義＋グループワークを行い、ブランディング事業について検討していきます。
