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2024.09.17

地方の“ヒト”の課題を解決へ導くウェルビーイング的人材戦略!(9月11日)

9月11日(水)に、『地方の“ヒト”の課題を解決へ導くウェルビーイング的人材戦略!』と題して実践型セミナーを開催しました。

今年度は“The next era シーズン2”ということで、前年度に引き続き、講師は株式会社アドハウスパブリックの関本 大輔 氏です。

 

IPCビジネス・セミナー・シリーズとして2023年にスタートした、 “The next era” 

今年度は“The next era シーズン2”として、次世代経営者ならびに現役経営者向けに2024年版の経営戦略が身に付く実践的セミナーを開催しました。

今回は、「ウェルビーイング」をテーマに、より良い職場環境を作っていくためにはどういった要素が必要となるのか、
ワークショップにより検討していきました。内容の一部をご紹介します!

 

■そもそも、ウェルビーイングとは

ウェルビーイング(Well being):日本語で“より良く生きる”こと(状態) です。

企業におけるウェルビーイングとは、従業員の身体的、精神的、社会的な健康を重視し、働きやすい環境を整える経営手法を言います。従業員の健康と幸福を目指すことで、企業に勤める従業員と企業自身の相互成長を考えていきます。

 

前回(第1回で)用いた「ストレングスファインダー」を世に送り出した米国ギャラップ社は、このウェルビーイングについて
5つの項目に沿って定義しています。

キャリア:日常の仕事や活動に対する満足度ややりがい。毎日の仕事に満足し、目標達成に向けたやる気を持つこと。

人間関係:強固な人間関係やサポートネットワークの存在。支え合える関係や愛情のある人間関係を築くこと。

健康:健康的な生活習慣や身体の健康維持。健康を維持し、日々の活動に十分なエネルギーを持つこと。

お金、貯蓄:安定した経済状況と将来への安心感。経済面でのストレスを減らし、安心感を得る管理能力。

コミュニティ:所属する地域社会や組織・コミュニティへの貢献感と繋がり。居住環境に満足し、安全で誇りを持てる繋がりを感じること。

 

さて、ここで問題です。

Q. この5つの要素について、貴方が経営者なら、より良い組織を作るためにはどの項目を優先して(順位付けして)考えていけばよいでしょうか?

 

上記の問いに対してグループワークで参加者同士の意見を交換し、グループごとに発表を行いました。
発表の結果は以下の通り

グループごとに考える優先したい項目、そこに至る考え方は様々!

 

関本氏によれば、「全ての項目が重要であって、順位付けに正解はない」とのこと。
ただ、組織の形態やそこで勤めている人はそれぞれ違いがあるため、
各組織ごとに「組織ですべきところ」、「個人で頑張ってもらうところ」の
線引きをしっかりしつつ、「みんなで頑張れる環境を作り出す」ための順位付けをすることが重要なのだそうです。

グループワーク後は、関本氏が代表取締役を務めるアドハウスパブリック様のこれまでについて、
また、現在行っているウェルビーイングに関する取り組みについてご紹介いただきました。

 

ラストの質疑応答も大盛り上がりでした。

“ウェルビーイングの考えを自社に活かすにはどういった方向で考えていくべきか?、この役割にはどういった資質の方が向いているのか?(ストレングスファインダーの考え方が生きています!)…など、連続プログラムならではの質問も複数あったことが印象的でした。

 

「リーダーは気取るのではなくて、理想のために本気でチームと向き合えているかが重要」
「社員のできないを認めること(やる気がない訳ではなく、やりたくてもできない、なのかも?という視点)」

チームを作り上げていく上で重要な視点やキーワードが盛りだくさんの、有意義なワークショップとなりました。

 

受講された皆さま、ありがとうございました。
The next era シーズン2”も折り返し地点。残り2回の連続プログラムでもどうぞよろしくお願いします。

また、当財団では、今後も引き続き様々なセミナーが開催されますので、是非チェックをお願いします!

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