4月17日(水)に、「~“PR”、“広報”、”集客”を見える化する~ 融資相談で金融機関が必ず求める「売上計画」作成のポイント」と題してセミナーを開催しました。講師は、当財団・プロジェクトマネージャー松井です。
創業、事業スタートの際、融資を受けられる方は多いのではないでしょうか。銀行から借入をする際には、融資相談をすることになります。何気なく数行書いた売上計画を持っていき当日ツッコまれてしまう、なんてこともあり得ます。「売上計画」をしっかり作り上げることで融資相談はスムーズに進めることができます。
今回は、そんな「売上計画」にどのような要素が必要か、また「実」のある計画とするために、創業期だけでなく、事業を既にスタートされている方にも参考になる「売上を”創る”ための実行計画」づくりについて解説しました。
①目標・期待効果を決める
「個人客向け」「法人営業」でも効果的な広報は異なります。
窓口相談で多いケースは「口コミ」「SNS」。決して悪いわけではありませんが、なんとなく使っていると投稿するネタや、習慣がなくなったりします。それらを使った広報は、形、内容、継続性まで一貫して考えることで初めて「広報=集客・PR」になります。自分がお客様になったとき、どんなタイミングでそれを買いたいと思うか、何に興味を示すのか、それら「行動導線」「情報導線」を明らかにすることで効果的に広報ができます。
「なぜやるか」「どんな効果を求めるか」、最初に決めて行いましょう。
②お客様が知りたいこと
お客様が知りたいこと、それは「まずそのサービス提供者が誰なのか」。買ってもらうために、自分というサービス提供者が一体何者なのか示す必要があります。
0→1の第1歩は小さく始めてみましょう。これから実施する広報が効果的かどうかはやってみないと誰にも分かりません。限られた資金、限られた時間の中でも小さい1歩からチャレンジしてみることができます。
また、知ってもらう方法も様々で、「仕組みづくり・組織づくりをする」「スキルを提供する」「これまでの人脈や経験を活かす」など、複数のパターンから考えることができます。
③売上・経費・利益を数値化する
最後は売上高をその構成要素で分解して考えてみました。
飲食店、理美容、小売り、法人営業、様々な業種がありますが、分解して考えてみれば扱い易くなります。
飲食店であれば、
①ランチ売上 客単価×客数
②夜(フリー)売上 客単価×客数
③夜(宴会)売上 客単価×客数
④弁当・惣菜売上 商品単価×客数
最後は、①~④の分解して考えた要素を合算して、売上高とすることができます。
今回は、融資相談で突っ込まれがちな「創業計画」をキッカケに、売上計画をいかに作り込むかお伝えしました。
今回のセミナーでは足早な説明となってしまいましたが、窓口相談ではより丁寧にご説明・お手伝いすることができます。セミナー受講に留まらず専門家相談も奮ってご利用いただければと思います。
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