11月22日のオンラインセミナーは、「行動経済学がわかれば、ビジネスが変わる」と題して、開志専門職大学事業創造学部 学部長/教授 徳田 賢二 先生をお招きしました。
徳田先生は、新潟で行動経済学研究の第一人者として知られ、「所さんの目がテン」(日テレ)、「ホンマでっかTV」(フジ)などテレビ、ラジオ出演多数。そんな徳田先生から、日常生活やビジネスシーンで使える行動経済学の例や様々な法則を解説いただきました。
そもそもナッジとは、「そっとつついて促すこと=行動を促すための小さな仕掛け」。日常生活には人間の直感的思考を逆手にとった様々な“仕掛け”であふれています。
スーパーマーケット
・特売品を入口付近に置いて、お客さんの買い物スイッチをON!
・店内では安い商品から順に配置
・よく買う商品(卵、牛乳など)は分散して配置し、店内を歩かせる
・レジ前の100~200円の商品(ちょっとしたお菓子など)
・商品POP
コンビニ
・通常価格150円おにぎりの100円セール(150円がベースだと刷り込み、セール終了を値上げと思わせない)
自動車ディーラー
・ハイクラスの車を見せたあとに、少しグレードの低い車を提案(少々高くても割安に感じてしまう=アンカリング効果)
高速道路のパーキング
・駐車場の向きを斜めにして出庫の向きを誘導することで、構内の逆走&事故を防止
etc.
日常には、このほかにもたくさんの事例が!自分自身、全く気付かずに生活してしまっています。
最後に、ナッジの実践には買い手の立場(行動・心理)になって業務の改善ポイントを発見し考えることが重要とのアドバイスも。ChatGPTを活用することも有用だそうです。(GPT-4がおススメとのこと)
多くの事例紹介からは、マーケティングだけでなく、日常業務の効率化や暮らし・生活など、明日からすぐ使えるヒントが得られたのではないでしょうか。
徳田先生、受講された皆さま、ありがとうございました!
IPCのセミナーは今後も続々開催します!最新情報は、コチラです。