2月10日(金)に、「本音を聞き出すインタビュー術 ~1,000人以上を取材した編集家が語る~」と題したセミナーを開催しました。
講師は、編集家の松永光弘氏。「編集を世の中に生かす」をテーマに、出版だけでなく、企業のブランディングやコミュニケーション、サービス開発、教育事業、地域創生などで「人、モノ、コトの編集」に取り組むほか、企業の顧問編集者の先駆者でもあります。
クリエイティブ書籍編集の第一人者として、また、各種イベントでの対談、企業顧問編集者としての社内・関係者へのヒアリングなど、様々な場面、多様な立場の方々にインタビュー・ヒアリングを実施してきた講師による、本セミナー。松永氏が本音を“引き出す”際に気を付けていること、基本的な姿勢、事前準備、また対話の基本と応用など多岐にわたる内容をお話しいただきました。
本音を「聞き出す」のではなく、「話してもらう」のが基本であり、そのためには、口のうまさやコミュニケーションの巧みさではない「場」や「自分」づくりが重要とのことです。
そこには、モノとモノとの関係性・組み合わせによって、価値が引き出される「編集」の考え方があります。今の自分が聞くのと、10年後の自分が聞くのとでは、内容が全く違うように、「自分」次第で引き出される価値は変化するとのこと。
また、インタビューはあくまでも「相手の場」であり、相手に、自分でも気づいていない本音に気づいてもらい、相手にとって「聞いてもらってよかった」を目指す場であるそうです。
セミナーに参加した皆さんにとって、インタビューの技術的な部分の活用はもちろん、社内の部下や上司、同僚とのコミュニケーション、社外での他者とのコミュニケーションなど多様な場面で役立つセミナーになったのではないでしょうか。
当財団では今後も皆さまのお役に立つセミナーやイベントを開催します。ぜひご利用ください。
最新のセミナー情報はコチラです。