1月25日(水)のセミナーは、IPCデジタル・ストラテジー・シリーズの第4回として、前回に続き、SHIFTBRAIN inc. Producer / Marketing Director 土屋 学 氏、THREE inc. Art Director 中野 浩明 氏、SteeQ inc. 代表取締役 安達 誠 氏のお三方をゲストにお迎えし、2022年の振り返りのほか、2023年のデジタル戦略やITトレンド、DX/UXの展望について、オンラインでトーク展開&解説いただきました。
ゲストの皆さまに自己紹介いただいたのち、早速トークに突入。
2022年の振り返りでは、
・DXというワードとしての検索数は減っていないものの、言葉としては聞かなくなってきたことから、“DX疲れ”の現象が見られるのではないか。
・AIやメタバースなど、新しい概念の実装への試行錯誤の動きが見られた。
・2代目、3代目の若手経営者にデジタル化への危機感が感じられた。
など、業界の最前線で活躍するお三方が感じる最新の動向についてお話しいただきました。
セミナー後半の2023年の最新動向では、チャットボットAIの「チャットGPT」や、ローコード・ノーコードなどの注目ワードも登場。このほか、経済産業省などが取りまとめた「デジタルスキル標準」に記載のデザイナーの定義・期待される役割ついても解説いただきました。
デジタルスキルに関して標準化・定義化されることで、サービス提供側と顧客の双方が期待すること・されることの共通認識ができる利点があるとのこと。
また、自分の強みを理解して踏み出す力があるか、踏み出し方の分析ができているかといったことや、リスキリング、先を読む力=人より先に気づく力が今後の注目ポイントになるそうです。
最後に今後の展望として、デジタル化や効率化が進むほど、揺り戻しの動きとして、感情・エモーショナルなものも求められるようになるため、自分の感性の“管理者権限”を他の人に譲らない=何を美意識とするかを自分の中にしっかりと持つことが重要との指摘も。
Web3.0やAI、量子コンピューターも使うのは人間であり、技術に支配されないようにとのアドバイスもいただきました。
受講された皆さまからは、
「デザインやDXの向き合い方がわかった」
「非エンジニアでも最新の世の中の動きが理解できた」
「ビジネスのヒントになった」
など、多くの感想をいただきました。受講者の皆さまありがとうございました。
当財団では今後も皆さまのお役に立つセミナーやイベントを開催します。ぜひご利用ください。
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