プロジェクトマネージャー 松井 俊輔
8月3日からの大雨で、新潟県内では村上市、関川村を中心に、そして山形県南部でも甚大な被害が発生しました。このコラムを書いている時点で、まだ一部断水・停電が続いている状況でもあり、地域で生活されている方の不便さを考えると、一日も早い復旧を願うばかりです。
2020年2月のコラムでも触れましたが、私は前職時代に災害支援に携わる業務を担当していました。その中でも特に、2016年の熊本地震、2018年の北海道地震と岡山・広島の水害は、規模が大きかったこともあり災害後半年~1年かけて何度も現地に入り、地元職員と共に対応に当たったので特に記憶に残ります。
残念ながら毎年全国各地で災害が頻発するようになったことや、災害が発生した地域外では数日もするとニュースで取り上げられる頻度が下がることなどから、被害にあっていない方の意識下から薄れてしまいがちになると感じます。現地に入るたびに、復旧がなかなか進まない現実と、地域外での認識・意識のギャップに驚いたものです。
県内で発生した災害ということもありますが、復旧への応援の想いを途切れさせないようにと思います。また現地の方には、これから復旧まで地道で長い時間がかかると思いますので、心折れず過ごされますようエールを送りたいです。
8月31日(水)18:30から開催するオンラインセミナーでは、コロナ感染対策のため、2022年3月末から5月末まで65日間も都市封鎖が行われた中国・上海で、人々がどのように困難を乗り切ったかを、現地・日系企業で勤務されている方を講師にお招きし、詳しくお聞きします。
災害に向けて準備しておいた方がよいこと、どのように地域で助け合っていくかなど、災害の種類は異なりますが、少しでもみなさまの参考になれば幸いです。
◎上海ロックダウンで見えてきた、緊急事態での個人・企業の生き残り戦術 65日間の苦境を乗り切ることができた、あるキーワードとは?https://niigata-ipc.or.jp/seminar_event/17831/
◎2020年2月コラム「災害への事前対策について」