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2016.01.13

文化と産業 ~続き~

新年、あけましておめでとうございます。
統括プロジェクトマネージャーの百合岡です。

2016年の干支の組み合わせは丙申(ひのえさる)です。この年は、これまでの頑張りが「形が明らかになっていく」「実が固まっていく」など、成長の年になるといわれています。験(げん)を担ぐわけではありませんが、当ビジネス支援センターのスタッフ一同、みなさまのビジネスが大きく飛躍する年になるよう祈念しますとともに、これまでにも増して、みなさまのビジネス活動を応援させていただけるよう取り組んでいきます。

それでは、前回に続き、「文化と産業」をキーワードにして、新しいチャレンジを考えてみたいと思います。

★  今回のキーワードも、『 文化と産業 』です  ★

企業の広告や広報、商品パッケージなどで、キャラクターが使われるのが一般的になってきているように感じます。このひとつがゆるキャラ®で、滋賀県彦根市の「ひこにゃん」、熊本県の「くまモン」などの経済効果は目を見張るものがあり、くまモンはデビュー2年間で1,200億円以上の経済効果があったと試算されています。
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これらに続けとばかり、2015年に実施されたゆるキャラグランプリには1,727ものキャラクターがエントリーしています。地域をPRするもの以外に、企業などがつくったキャラクターも目立つようになり、全体の約3分の1を占めるようになっています。

ビジネスにキャラクターを取り組んでいる背景はさまざまあると思いますが、製品や技術が高度化・専門化していくなか、消費者はじめ、さまざまな利害関係者らとスムーズにコミュニケーションを行いたいと考えてのことだと推測します。最近では、アパレル会社がアニメのキャラクターをファッションモデルに起用したり、コンピューターで製作したキャラクターの映像と音楽だけで構成しているコンサートなどが目につくようになってきました。

新潟はマンガ家など、サブカルチャーとよばれる分野で数多くのクリエイターを輩出している地域なのは、多くの方がご存知のことだと思います。つまり、企業が積極的にサブカルチャーを活用できる環境にあり、自社にとってふさわしいキャラクターや商品説明ツールのコンテンツを製作しやすいことが強みとなり、他地域とは違う「売れる商品づくり」に活かせるのではないかと考えています。

製品に求められるもっともわかりやすい価値はコストですが、同質化していくなか、コストでの差別化が難しくなっています。それでも企業はお客さまから選んでもらうための何らかの特徴を提供しなければなりません。そのひとつとして、新潟の特徴であるサブカルチャーが、企業の差別化要素になるのではないかと考えています。

サブカルチャー以外にも、文化やスポーツなどビジネス活動とつながりやすいテーマが新潟にはまだまだあるのではと想像できます。2016年の年頭にあたり、これまでの取り組みをさらなる成長につなげられるよう、柔軟な違う視点で自社のビジネスをとらえてみることをご提案します。

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