わからないことや気になる情報を耳にした時、インターネットですぐに調べることが当たり前の時代になりました。皆さんはどんなアプリ(ツール)で調べていますか?
Google、もしくはYahoo!を利用されている方も多いと思いますが、私もGoogleをよく使います。また、IPCにご相談に来られる方で、特に店舗系ビジネスをされる方には、Googleを使った検索が多いことを想定して、無料で使えるPRツール「Googleマイビジネスを有効に使いましょう」とご提案しています。このあたり「常識」と思われる方も多いのではないでしょうか。
さて、先日WEBサイト「note」の記事をパラパラと眺めていると『これからのGoogleマイビジネスの話をしよう』という見出しの記事が目に留まりました。読み進めてみると、なんとなんと、今までの(私を含めたおじさん達の?)常識を覆すことが書かれています。
若者は、Instagramで検索する!!!
え? Instagramって映える写真を投稿したり、見たりするものなのでは??
検索に使う??
なんともイメージがつかず、早速自分の周りの20代ヤング数人に聞いてみたところ、
「Googleだと余計な情報も検索されて、欲しい情報にたどりつくのに時間がかかり面倒」「インスタやTwitterで気になる単語そのものを検索した方が、欲しい情報が入手しやすい」
と、彼らの口からこの記事の内容を裏付ける証言が次々と発せられます。
Googleで検索することを「ググる」と言ったように、Instagramで検索することを「タグる」とする言葉もあり、インスタで検索することは既に一般的になっているようです。
記事によると、これまでInstagram検索の弱点とされていた「地図検索機能」が強化され、「検索 → 発見 → 予約」という流れがシームレスにおこなえるようになり、新たな顧客獲得の流れが生まれるので、早めに対応した方がいい、とのことです。
また、別の情報では、10代・20代は、メッセージをやりとりする時、LINEを使うよりInstagramやTwitterのダイレクトメッセージ機能を使う頻度が高い、という内容も目にし、アラフィフの私としてはめまぐるしく動くトレンドの変化についていくのが大変です。
集客に利用できる新しいツールが次々と生まれてきて、全部取り組まないといけないのか?と思われるかもしれませんが、
・「伝えたいものは何か」をきちんと設定する
・「伝えたいものを伝えて」行ってみたい、使ってみたいと思ってもらう
・「体験をシェアしたくなる仕掛け」を作って口コミをねらう
という集客につながる情報発信に共通する考え方は、どのツールを使っても変わらないはずです。
このような整理を行ってから、①ターゲットとなる層にアプローチしやすいツールを選択、②営業時間等の基本情報はもちろん、コロナ禍でも不安を生まないように感染予防対策を説明する 等のお客様視点で必要な情報を加えていくという、アナログでもデジタルでも変わらない、お客様との「人 対 人」としてのコミュニケーションの基本を続けていくのは、どんな時代も変わらないポイントだと思います。
記事では、Instagram検索とGoogleマイビジネスとの連携方法等、Web・SNSを使った集客方法について具体的に紹介されていますので、ご自身のビジネスでWeb・SNSを活用されている方は一読されることをお勧めします。
最近、NHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」を見てから出勤するのが日課になっています。出演者の演技も素晴らしいですが、NHKらしい細部にこだわった“小道具の作り込み”に驚かされます。いろいろある“作り込み”の中で一番驚いたのが、主人公がPCで調べ物をする画面。気になる方は、ぜひ調べてみてください。
もちろん、Google検索でもInstagram検索でも、この情報が引っ掛かるのは確認済みです。(Googleでは「おかえりモネ 検索画面」で表示されます。Instagramでは、Googleで表示された文字にハッシュタグを付けて「#○○」で表示されます。)
また、主人公の百音が現在暮らす家の神棚の紙飾りは、地元の神社に作ってもらったものだとか…。数秒しか映らないと思われる細部にも徹底するこだわりを「検索」してみると、楽しみが広がりますね。
◇それは黒船か?Instagram地図検索で変わるお店選びの未来