3月4日(木)に、D2Cの本質を探る3日間の第2回として「D2Cのビジネスモデル~変化と背景から読み解く~」を開催しました。ゲスト講師として株式会社シグマクシスのコンサルタントである増田拓也氏をお招きし、D2Cの概念や本質、世界における実践例などについてご講演いただきました。
まず冒頭部分において増田氏から、D2CとECの違いや、D2Cにおいては商品だけではなく哲学も併せて提供する必要があることなどを、国民の各世代間における背景や育ってきた環境と照らし合わせつつ、ご説明いただきました。
その後、具体例の紹介としてD2Cにかかる各企業の取り組み事例やスタートアップ企業の紹介、ご自身がユーザーとして利用したサービスから感じ取ったことをお話いただきました。
従来は明確なストーリーを下地とした価値交換型で展開されてきた様々なサービスが多くを占めていたが、昨今では、サービスの提供側とユーザー側が一緒に未完のストーリーを紡ぎながらサービスを成長させていく、ナラティブ的な考えに基づいた価値共創型のサービスが次々に誕生しているという部分はとても印象的でした。
その後の質疑応答においては、「本質的な部分を大切にしたD2Cを展開していくうえで、社内における理解を促進するための、おすすめのインナー対策を教えてほしい」など、多くの質問が寄せられ、それぞれの質問に対して増田氏から的確なアドバイスをしていただきました。
受講された方々からは「D2Cの概念や、ECとの違いを知れた」「提供者の想いを伝え、顧客との共想を図ることを踏まえつつ、D2Cを自分なりにとらえて今後の事業展開における位置づけを明確にすることができた」というような前向きなご意見が多く寄せられました。
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