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2020.01.14

新年あけましておめでとうございます

プロジェクトマネージャー 松井 俊輔

新年あけましておめでとうございます。

年が明けて、あっという間に2週間近く経とうとしていますが、皆様はどのようにお正月を迎えられたでしょうか?飲食店のみなさんをはじめ、年末年始をお忙しく過ごされた方もたくさんいらっしゃると思いますが、皆様にとって素晴らしい1年となりますよう、ご祈念申し上げます。

 

さて、私はと言いますと、両親が住んでいる京都で年越しをしました。今回は例年よりも長く実家に帰省したこともあり、久しぶりにゆっくりと関西のお正月を味わうことができました。

「関西っぽいなあ」と感じたことは、やはり母親が作る「甘い白味噌に煮餅(形は丸餅)」のお雑煮です。幼い頃は「味付けは甘いし、とろみのある白味噌と一緒に食べる煮た餅は、お雑煮全体がネットリしてちょっと・・・」と思っていましたが、今となっては懐かしい味と思え美味しくいただけるのは不思議なものです。

 

実家には1年に1回帰省するかどうかなので、帰省の度に街やお店の変化を感じます。

今回感じたことは特に2つ。

1つ目は、最寄り駅の駅名が変わっていたことです。市内にある神社が国宝に指定されたことから、駅名が「八幡市」駅から「石清水八幡宮」駅に、結構な変わりようでした。電車の乗り換えソフトに「八幡市」と入力するも候補が全く表示されず、理由もわからずアタフタしてしまいした。

2つ目は、思い出の喫茶店がなくなっていたこと。訪れた場所とそこで食べたモノがセットになって一つの思い出となっていることが少なくないと思いますが、よく訪れていたフローズンヨーグルトが絶品の喫茶店がなくなり、違う店舗になっていました。その喫茶店へ行くと、学生時代の思い出がよみがえるような、学生に戻ったような気持ちになっていたので、そのお店がなくなったことはとても残念でした。

 

時のうつろいを感じ…。浦島太郎もこんな気分だったか…とも。そんな中、親戚の家の近くのタコ焼き屋さんが「6個50円」で変わらず営業を続けていたのは嬉しい驚きでした!

 

めまぐるしく市場や消費者の好みが変わる現代。事業を行う側として「変えていくべきこと、変わっていくこと」を見極め、時流に合わせていくことを求められる場面が少なくありません。しかしながら「変えてはならないこと」もあるのではないでしょうか。「変えていくべきこと・変えてはならないこと」の選択を検討する際に必要なものが「自分のビジネスの軸は何か」ということです。

飲食店であれば、どんな料理を出すのか、価格設定はどうするのか、広告PRはどう行っていくのか、外装や内装、ドアの色は?など、決めなければならないことがたくさんあり、流行や趣味嗜好、周りの意見などが多くなると…なかなか決めることが出来なくなります。

経営者として、自分のビジネスの軸が定まらないと、判断基準が明確ではなくなり、提供するサービスにも一貫性がなくなってきてしまうのです。一貫性のないサービスは顧客とのコミュニケーションが希薄となり、顧客離れを生み出すとも言われます。

 

例えば飲食店経営において「安くて美味しいモノを提供してお客様に喜んでもらいたい」を軸にしたとすると。

料理 … メニュー数をあえて減らし仕入れコストを下げる、味は妥協しない

価格 … 食べる人がコストパフォーマンスの良さを実感できる内容と価格のバランス

広告 … お店のこだわりを伝える事を優先し、良い口コミが期待できるお店のファンを増やす内容

店舗 … 華美な装飾はしないが、清潔さは妥協しない

サービス … スタッフの高いホスピタリティ、多言語メニュー対応等はしっかり行うが、価格を下げるためにキャッシュレスには未対応で割り切る

と、軸に沿って一つ一つの方向性が見えてきます。

また、事業をおこなっていく中で、何か新しい取り組みやサービスを始めようと思う時も「これは軸に沿っているか、ブレはないか」と振り返ることで、一貫性のあるサービスを提供することが出来ます。

 

オリンピック・パラリンピックによるインバウンド対応や、消費税改正施策のキャッシュレス対応、と今年も皆様の事業を取り巻く環境は変化が多いと思われますが、「自分のビジネスの軸は何か」ということを、新年のこの機会に改めて見つめなおしても良いのではないでしょうか。

 

私も新年を機に自分の軸を見つめなおしてみました!

「人に喜んでもらい、自分も楽しいと思える」「少しでも世の中のためになる」の2つが自分の軸なのではと思いました。これまでの自分の行動を振り返ると、この2つの軸で物事の判断や決定をしている事が多いと思います。

 

おかげで家族からは「一人でいつも楽しそうだよね」という言葉を投げかけられることもありますが、軸がぶれていない証拠だと前向きに捉えていきたいと思っております。

本年も皆様の様々なビジネスシーンでお役に立てるように頑張りたいと思いますので、

IPC財団をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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