『 「作る」と「創る」 』

2018年11月30日|ビジネスよもやまばなし

統括プロジェクトマネージャー 百合岡 雅博

 

いつもお世話になっています。IPCビジネス支援センターの百合岡です。

先日、全国異業種連携協議会という異業種団体の全国大会が大阪で開催され、その会場で企業や地域の『連携』をキーワードにした話をさせていただきました。

実行委員長は、このような大会の取りまとめをはじめて行う方でしたが、非常に熱心に準備を行われたこともあり全国から72名の方が集まり、充実した内容で、ワークショップでもかなり深い意見交換を行うことができました。

コラム写真1

よもやま写真2

来年の全国大会は、奈良県で開催されるとのことです。興味があれば参加してみてください。

全国異業種連携協議会Web  http://irk.jp/

  今回のキーワードは、『 「作る」 と 「創る」 』です 

 

テレビドラマの「北の国から」の原作・脚本など、数多くの作品製作に携わってきた倉本聰氏が、最近のテレビ番組の制作の状況について、民間放送の関係者に対して発したコメントのなかに「つくるという言葉には『作る』と『創る』があり、『創る』ことをしていないことに対し危惧する」との趣旨の発言をしたことがメディアに掲載されていました。

倉本氏は、1953年に国内の民間放送が開局、1960年ごろにかけて全国各地で放送局が開局した、テレビ草創期から第一線で活躍してきたこともあり、手本がないなかで番組づくりをしてきたそうです。当時は、手本も資金もないなか、知恵を使って前例がないさまざまな番組を「創って」きたが、今の製作現場は知識と金を使い「作って」いる状態になっていることが課題だと指摘しています。

時代や背景が違うといえばそこまでですが、倉本氏のいう「作る」の状況をビジネスにおきかえてみると、セオリーどおりに戦略の方向性を定め、戦略の実現をしてくれるパートナーを開拓、提案を待ち、その提案を受けるかどうかを費用対効果で判断するという状況だと考えます。

つまり、すべての判断は正しいのかもしれませんが、他社と差別化することを目的に立案した戦略にもかかわらず、知識と金を使って「作って」いる、いいかえると「提案を買っている」のでは他社と同質化した戦略になってしまうということです。倉本氏が指摘するのと同様、ビジネスにおいてもリスクがあっても知恵を絞り、前例のないことに挑戦していくことが、たくさんの失敗はあっても長い目で見ればより良いモノを「創る」ことにつながることになると考えます。

何か新しいことをやってみたい、誰かと連携して新しい価値を創っていきたいなど、ぼんやりでも思っていることがありましたら、IPCまでお声がけください。具体化に向けた検討のお手伝いをさせていただきます。

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