【テーマ】~小心者がこっそり教える~ 店舗サービスのための「デザイン視点」
【講 師】株式会社テクスファーム 取締役社長 加藤雅一 氏
昨日は株式会社テクスファームの加藤氏を招いて、デザイン視点のサービスのテーマでセミナーを開催しました。
加藤氏は、同社で「新潟美少女図鑑」や「CRAS」の運営を行いながら、幅広いジャンルの広報企画と製作ディレクションで活躍されています。
セミナー冒頭では、デザインの目的について、実際にご自身がデザインや発信したパンフレットなどのサンプルを参考に、見る側に立った伝わりやすい表現の仕方の説明がありました。
商品やサービスの優れたところやこだわったことを前面に出してしまいがちですが、相手が求めていることをシンプルに視覚などの経験として伝えることで、購入や満足度の向上につながるという話は、店舗だけでなく、私のようなデスクワークの仕事でも気を付けるべきところだと感じました。
後半には、ユーザーエクスペリエンス(UX)について、エレベーターの開閉ボタンやコンビニのコーヒーマシンなど私たちが普段使うものの例を用いながらパッと見てすぐわかるデザインとユーザーが戸惑ってしまうデザインの違いを詳しく説明いただきました。
例として、小心者が飲食店や店舗でひっかかるポイントをいくつか挙げてもらったのですが、途中からあるあるネタのようで、笑いながらも、戸惑ってしまうデザインや、わかりづらい表示など身の周りに溢れていることに気づき、受講者の皆様もご自身の店舗や社内で使いづらいものがあるか考えさせられたのではないでしょうか。
もちろん悪い例の改善方法や、良い例も挙げていただき、店舗を持つ受講者の方々にとっては、看板表示方法など明日から実践できる例もあったのではないでしょうか。
セミナー終了後の受講者の方々からは、「普段当たり前になっていたことが、他の人には気になるというデザインの視点に気付いた」、「使いやすさをデザイン視点で考えることが大切」、「開店に向けて気を付けるところが明確になった」などの感想をいただきました。
当財団では、今後も皆様のお役にたてるようなセミナーを引き続き企画していきます。
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