『宣伝下手』

2018年05月31日|ビジネスよもやまばなし

統括プロジェクトマネージャー 百合岡 雅博

 IPCビジネス支援センターの百合岡です。

今回は突然暗い話からで申し訳ありません。先日、4月時点で国内のゴルフ場の倒産件数がリーマンショックのときのようなペースで増加しているという報道がありました。この原因にあげられていたのが「若者のゴルフ離れ」で、若者層にまで市場のすそ野が広がらなかったためにゴルフ場の経営が厳しくなっていると解説されていました。あわせて、ゴルフ場の利用者数はピークだった1992年と比較して20%減少しているという数字も一緒に紹介されていました。

本格的な人口減少社会を迎えているなか、さまざまな国内の消費市場の縮小がはじまっていて、これを象徴として「若者の●●離れ」という言葉が用いられています。この●●の中にはゴルフ以外にも、自動車や酒・スキーなど、さまざまな言葉が入れられ、同じようにコメントされている情報を見ることがあります。

しかし、あらためて確認すると、1995年の20歳代人口は約1,860万人だったのが2013年には約1,300万人にまで減少しています。実に、この間の減少率は約30%にも達していますので、「若者のゴルフ離れ」だけで原因を解説するのは、問題の本質から目をそらしているのではないかと感じざるを得ません。

 

★  今回のキーワードは、『 宣伝下手 』です  ★

 

新潟の多くの方が「新潟県人は宣伝下手」といわれます。

この言葉を考えてみると、課題がわかっていればそれを解決できますので、「宣伝下手」が課題なら「宣伝上手」になればよいという単純な解決策が出てきます。しかし、自ら「宣伝下手」という課題を理解している方が、宣伝ができるようになるのは容易なことではありません。

あらためて「なぜ新潟県人は宣伝下手なのか」考えてみると、わざわざ新規客を獲得するために宣伝をしなくても、既存客から一定の受注があったので、「無理に宣伝する必要がなかった」のではないかと想像できます。また、競合企業とはいっても、「同じ新潟の企業とわざわざ競争しなくても」など、新潟県人らしい遠慮や気遣いがあったのではないかとも思います。

 

しかし、消費市場の縮小をきっかけに、消費財を製造する設備や資材の需要が減少するなど、さまざまな産業に縮小の影響が出てきている現在の経済環境のなかでも、企業が継続・成長していくためには新規客の獲得、つまり他者の顧客であっても自社の顧客とするための取り組みが必要になってくると考えます。

宣伝下手という課題を理解していても、どうやって克服すればよいのかわからないという方には今年の「にいがたBIZ EXPO」の新企画「チャレンジ応援プラン」をご紹介します。単に展示会に出展するのではなく、展示会開催の前に2回のセミナーを通じ出展前の準備を整えるとともに、展示会終了後には出展の振り返りを通じ、今後の出展に備えていただくというものです。この全3回とも、百合岡が情報提供を担当させていただく予定となっています。

【参考】にいがたBIZ EXPO チャレンジ応援プランのご紹介

https://www.niigata-bizexpo.jp/contents/outline/index.html#challenge

展示会への出展であれば、地元競合企業への遠慮などもなく、新規客の獲得に取り組んでいただけるとも思っています。

宣伝下手だと、できないことを嘆いても仕方がありません。スキルを身に着けるきっかけになるようサポートいたしますので、チャレンジの機会としてご利用いただきたいと思います。

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