最新情報
2016.08.15

グランピングに学ぶ新市場開拓

2016.08.15
プロジェクトマネージャー 春川 英広

夏はアウトドアレジャーを楽しまれる方も多いかと思います。

アウトドアといえば、最近“グランピング”という言葉を耳にするようになりましたが、皆様ご存知でしょうか?“山の日”効果なども相まってか、この夏各地で話題になっている模様です。

 

■グランピングとは?

「グラマラス」と「キャンピング」を掛け合わせた造語で、キャンプ場のサービスを、ホテル並みに豪華にしたものだそうです。
日本ではホテルなどリゾート施設が提供する「アウトドア型の宿泊サービス」が主流となっており、利用者は、自然の中に身を置きながらも、空調、バス、トイレなどが整った施設で、快適に過ごすことができます。 星空を眺めながら味わうおいしいお酒や高級料理。想像すると確かに興味をそそられますね。

春川

※画像  星野リゾート 「星のや 富士」 http://hoshinoyafuji.com/#/facilities/glamping

 

■グランピングで注目すべき点

グランピングが人気となっている要因は様々あると思いますが、最も大きいのは、「面倒くさい」、「汚れたくない」、「暑いのは嫌だ」などの理由で、興味はあるもののキャンプをしてこなかった層の「新たなニーズ」を取り込むことに成功している点だと思います。

本格的なアウトドアファンの方には「邪道」と映るかもしれませんが、グランピングは手ぶらで手軽にアウトドアを満喫したいというライトなユーザー向けにサービスを設計し、リゾートビジネスとアウトドアビジネスの中間で、新たな需要を見出しています。

 

■皆様の業界ではどうでしょうか?

例えば、皆様の業界において、興味はあるのに「利用していない層」はいるでしょうか?
また、その層が「利用していない理由」は何でしょうか?
グランピングの例を参考に、上記のことを考えてみると、これまで見逃してきた新規需要を発見できるかもしれません。ぜひお試しください!

★追伸:千葉県では農園リゾートが、新たにグランピングサービスを開業し人気を博しているようです。新たな6次産業化の動きとしても注目ですね!

(東洋経済オンライン 7月31日記事 http://toyokeizai.net/articles/-/129721

メールマガジン登録 Mail Magazine

新潟IPC財団メルマガに登録すると、新潟のビジネスに役立つ情報をお届け!ぜひご登録ください。